フラット化する世界(上)
トーマス・フリードマン(著)
定価: ¥ 1,995
販売価格: ¥ 1,995
人気ランキング: 147位
おすすめ度: 
発売日: 2006-05-25
発売元: 日本経済新聞社
知ってた? 地球って平らなんだって
情報産業に身をおく立場としては、この本にあることが日常として理解できる。ソフトウェアの開発が世界各国で分散しつつ協調して行われていることも、ヘルプデスク・コールセンタがちょっと前は沖縄、今ではインドやシンガポール、大連にある、というのも何回と無く目にしてきた情報だ。
情報産業や大企業だけがフラット化しているわけではないという話を、専業主婦の妻から聞かされた。妻とその友人は、仕上がりが良いからという理由で京都のクリーニング店に洋服をだすことがある、と。クリーニングのような地域に密着していても、フラット化の影響を受けずにいられない。そういう時代になったということだ。
上巻ではフラット化とは何かといったことがさまざまな事例を元に語られる。下巻では、ではどうするべきなのか、次の世代たる子供の教育はどうするべきなのかといったことを中心に Extended の部分がそろう。アメリカの読者に向けて書かれている章は、字面そのままに読むのではなく、日本は、自分は、と置き換えて自分なりの結論を探しつつ読むほうがよいだろう。時間をかける価値があると思う。
そろそろ覚悟が必要
本書で書かれている世界は、絵空事ではなく将来確実にそうなるだろうというものです。
そうなると、日本ではプロフェッショナルとして活躍する人以外は、今よりも大変なことになるでしょう。
昨今問題視されている成果主義や格差なんて軽く吹っ飛んでしまうでしょう。
自分の責任で自分の力を磨き続けながら成果を出していく人でなければ、勝ち残ることはできないでしょう。
中国とインドだけで全世界の半分の人口を占め、その2国が経済発展すれば何が起きるかは自ずとわかるでしょう。
このような動きをチャンスだととらえることのできる人には、それこそ無限のチャンスがあるのでしょう。
60億人の民が競争しつつ協調しつつ幸せを掴む姿は想像すら出来ませんが、
これらを「統治」することは無理でしょうから、相当自由かつ多様な社会になることは間違いないでしょう。
特に今の若い人は、狭い日本の暗い未来なんて見ずに、世界を見ればもっと素晴らしいことができるようになるのではないでしょうか。
一方、これまでの世界観や固定観念や主義主張に固執している人には相当厳しい世の中になるのでしょう。
そしてこのような人たちによる抵抗・妨害が一時的に増すことも確かでしょう。
特に、専門家とか先生とか言われる人がこの動きを嫌いそうな気がします。
自分の差別化厳選である知識が急速に陳腐化しますから。
しかし、そのような勢力が持続しないことは歴史が証明しています。
自分が古いと思われたら趣旨換えするか引退するのが知識人としての勤めでしょう。
またアメリカ人が傲慢な本を出した・・
世界がフラット化?
とんでもない
中国ブラジルインドロシアなんかの後進国の一部は急成長をとげていますが、半分以上の後進国は停滞したまま先進国に喰われたままです。先進国だってたいていどこもずっと成長率をキープしています。アメリカだってすごい成長率をずーと保持しています。
(当のアメリカ国内では、どんどん貧富の格差が広がっていますが)
どうしてこうアメリカって国は、自国と、最近ちょっと目に触れる国だけが、世界のすべてだと決め付けるかなあ・・
世界には200カ国近くあって、この本で触れている10カ国足らずだけではないのですよ
合理的にとても頭がいい人が多いですが、何か本質的なおバカさんがアメリカには多いことも、この本はよく教えてくれます
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