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経済数学

経済数学

永谷 裕昭(著)

経済数学

定価: ¥ 3,150
販売価格: ¥ 3,150
人気ランキング: 130987位
おすすめ度:
発売日: 1998-12
発売元: 有斐閣


経済数学初心者にはもってこい
タイトルどおり、経済数学の初心者にはもってこいの本だと思う。
経済数学の入門者は数多く出ているが、その中でも5本の指に入るくらい本書は優れている。
優れている点として
・厳密性が可能な限り失われていない(あくまでも入門レベルにおいて)
・入門書にしては珍しく、位相について詳細に描写されている
・質のよい練習問題が多数ある(解答付き)
等が挙げられる。
ただ入門書であるので、この本を皮切りに岡田さんの『経済学・経営学の数学』や浦井さんの『経済学のための数学入門』等に進むことをお勧めする。

数学の概念の正しく理解するための良書
 本書は、高校までの数学の概念を、証明の手続きを踏んで丁寧に説明する良書である。中学校、高校の数学教育は、計算問題や公式の暗記が中心であり、数学の概念を十分に学ぶ機会は少ない。そのため「命題」「証明」などの概念を正確に捉えている者は少ない。本書では数学の基本となる概念を、論理思考と詳細な説明により、初学者でも分るように解説している。
 本書は、証明に使われる数学記号を巻末に解説一覧として再掲している。初学者は、数学記号を知らないため、数学の証明を読んでいるうちに理解が出来なくなる。本書では巻末を見ることで、数学記号を適宜確認することが出来る。
 初学者の躓く点について、必要十分な説明が加えられているため、文句なしの5つ星とした。私は、章立て通りに本書を読むことをお勧めする。本書は、章立て毎に独立しており、どの章からでも読めるようになっている。しかし本書の展開は「概念→空間→関数→微分→積分」と関連しながら発展している。後の章は前の章の知識を前提としているため、根気強く、1章ずつ読みこなすことが理解の近道だと思う。
 なお経済については、あまり述べられていないが、それが本書の価値を低めるものではない。

悪くない
私は経済学を学んでいたが、最初は数学的表現から逃げることに力を入れていた。そして、簡単な数学の本などに当たって、何とか逃げ道を模索してみたのだが、すべて無駄だった。数学の本にしても、読み方としては、直感的にわかるところだけまず読めばいいのである。それに気付き、この本をまず、ちらちらと眺めた。まっとうな記述しかない。しかしながら、そのなかから、何か訴えかけてくるものがある。だんだんと数学に対する偏見が緩和され、イメージが変わってくる。そして、とうとうペンをとり、きっちりと解き進めはじめる。この本は、私のニーズに答えてくれた。ひとつだけ不満を挙げておこう。もう少し、経済に関するトピックを増やしてくれてもいいんじゃないかな・・・経済数学なんだし。少しは?!??段が上がるかもしれないけれども、豊富な経済学のトピックがあれば、さらに面白みが出たんじゃないかなと思う。私のまわりでもこの本を推薦する人がいたことも付け加えておこう。

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