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ビジネスサポート経済学プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

マックス ヴェーバー(著)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 73366位
おすすめ度:
発売日: 1991-12
発売元: 岩波書店


手堅い仮説構築
近代資本主義の発展に関する、いわずと知れた有力な仮説が、この「プロテスタンティズム(特にピューリタンに顕著)の精神」です。この仮説を丁寧に手堅く展開したのがこの名著で、単なる思いつきで書く薄っぺらな凡百の本とは異なり、まさに浩瀚な書物です。

ヴェーバー自身が言っているように、これはあくまでも資本主義分析の一面なのであって、他の面から見ればいくらでも批判はできるでしょう。また、精神が経済に影響を与えた面もあれば、逆に経済が精神に影響を与える場合もあるとも、述べています。アメリカでは、「営利活動は宗教的・倫理的な意味を取り去られていて、今では純粋な競争の感情に結びつく傾向があり、その結果,スポーツの性格をおびることさえ稀ではない」というのは、至言だと思います。

このような柔軟な捉え方は、納得できます。たとえば、現在の経済の一面、いわゆる「マネーゲーム」は、「ゲーム感覚」という精神面と「ネット経済」という経済面のアマルガムともいえるわけで、ヴェーバーの手法は、案外、応用が利くように思えます。

このように、私たちに現代における知を提供しつづけるという意味で、まさしく古典の名にふさしい書です。

現代学問の出発点
「古典」とは、時代を越えて人に感動を与え続ける。たとえそこに、実証や方法論で問題があるにしても。
ヴェーバーのこのいわゆる『プロ倫』もまた、発表当時から激しい批判を被り続けてきたにもかかわらず、多くの人に読み継がれてきた。それはこの本の中に、専門的な次元とは別に、人々に訴えかける何かがあるからだ。「古典」の名に相応しい一冊だろう。
私個人の意見としては、この感動はレトリックから出てくるものだと思う。とりわけ末尾のヴェーバーの文章、現代社会の価値判断へと踏み込もうとする彼の筆致は、読むものを圧倒する。その迫力を、大塚久雄の訳は余すところなく(あるいはそれ以上に?)伝えている。妙技というほかない。

相対論の相対化の系譜
35年前に読んだこの本が受験学部選択の要になりました。
経済<=>社会という相対する事象を Marx は経済->社会、Weber は社会->経済として研究視座を置いた二人の功績はまるで相容れないと考えるかもしれません。しかし、経済学批判の冒頭には Marx も両者は相対すると前提しています。一方から他方を研究する方法論しかない以上、Weber と Marx が「経済学の双璧」と言われる理由なのでしょう。Weber は支配、都市、音楽、などの範疇からの研究も手がけていますが、とくにこの宗教と支配(特に官僚制)に関する研究は絶品です。同様の国内における資本主義の成立を「勤勉の哲学」で山本七平氏が論述しています。

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