経済学とファイナンス
小気味のよい総括
ファイナンスという切り口からの経済学の総括。ファイナンス(証券
分析等)に関心が薄い読者にはすすめられないが、経済学を一応
学んだ人、証券アナリスト等金融方面を志す人にはすすめたい。
経済理論とファイナンス理論をかなりコンパクトにまとめている。
特に生産関数や需要関数を単純な関数表現で処理するところは
小気味よい。証券アナリスト受験用テキストだけにしておくのは
もったいない。
脱初級者に向けて
この本を最初に読むとまず経済学はわからないまま嫌になって終わるでしょう。かなり敷居は高いです。どちらかというと伊藤マクロや中谷マクロを読んだ後で読むと効果的だと思われます。しかしながら、このレベルでの和書が非常に少ない気がしていましたので、そういう点でこの本の登場はありがたいです。ゼロからスタートして基礎テキストを一冊はクリアした。いざ白書分析とかマクロ経済分析を行ってみようと思ってもよくわからない、そんなあなたにはぴったりの一冊となるかもしれません。アナリスト試験を受けるためのみに購入を検討という方でしたら、過去問で知りたい言葉を調べるくらいしか使い道はないと思われますので、経済学辞典を購入される方がいいかもしれませんが。。。
基本テキスト・初級書とは言い難いと思います
はしがきに、「基本テキスト」「初級書」と書かれ、事実、証券アナリスト試験のテキストであるとのこと。しかし、全くの初心者、これから経済学や金融、企業財務の勉強を始めようとする初心者が、本書で学ぼうと思っても、歯が立たないのではないか、と思います。
本書は約600ページの大作ですが、内容は、マクロ、金融(企業財務)、国際経済学の3本立て。例えばマクロは230ページが割かれていますが、定番中谷マクロの500ページの半分未満なわけです。
で、初心者に基本を懇切丁寧に説くという前提ではないようでして、一方で中谷マクロの終盤で論じられているような今日的(こんにちてき)トピックスが本書(「経済学とファイナンス」)のマクロ編で論じられていたりしています。
マクロ、金融、国際経済の基本を既に学んだ人が、これら3分野の密接な関係を学びつつ、かつ、2004年現在の課題・問題・トピックスを認識する、といった使い方に適しているのだと思います。
また、経済・ファンナンスの日本語専門用語を、脚注で英語表記をしていて、なかなかありがたいと思っております。
<<<いまさら聞けない会社のカラクリ
女性たちの平成不況―デフレで働き方・暮らしはどう変わったか>>>
[ 経済学 ]

