人事経済学
「人事」に新たな視点
人事制度のモデルや実務の解説書は数多くあるが、本書のように新たな視点を提供してくれるものは少ない。私は「人事制度」を合理的に運用することは困難であると思っているが、本書の「人事経済学」という合理的視点からの論考により、新たなフレームワークを策定するにあたって、格好の刺激となった。頭を柔軟にして一気に読みたい良書である。
物足りないかもしれないけどバランスのとれた良書
労働経済学の第一人者のひとり、樋口教授による啓発的なテキスト。
採用や賃金決定を中心として、人事についての基本的な考え方の枠組みを提供してくれてます。手堅いぶんだけ、物足りなかったり、いかがわしく感じたりすることもあるかもしれませんが、基本的な知識を得るのには好個だと思います。学生さんだけでなく、企業の実務家や重役さんたちにも熟読してもらいたい一冊です。
なお、類書としてラジアー『人事と組織の経済学』があります。冗長の感がありますが、興味のある方は一回通読してもよいかもしれません。
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