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ビジネスサポート経済学行動経済学 経済は「感情」で動いている

行動経済学 経済は「感情」で動いている

行動経済学 経済は「感情」で動いている

友野 典男(著)

行動経済学 経済は「感情」で動いている

定価: ¥ 998
販売価格: ¥ 998
人気ランキング: 820位
おすすめ度:
発売日: 2006-05-17
発売元: 光文社


人間の意思決定総論
行動経済学から神経経済学、さらに進化生物学や文化心理学の観点も踏まえて、人間の意思決定に関する最新の知見が紹介されている。

とかくお上によって政策決定がされるとき、その根底にある人間像は伝統的な「合理人」が前提になっているように思えてならない。
昨今の学校教育対策しかり、少子化対策しかりである。

本書によれば、人間の意思決定には感情が大きく関わっている。感情と理性は補完関係にあるのである。
そうすると、人間をある程度コントロールし、望ましいと思われる方向へと導く立場にある者は、その双方をよりよく理解すべきであるということになる。
そして、その感情が広い意味での文化によって伝達・維持されるものであるならば、政策決定において文化の違いというものも考慮にいれる必要があるし、さらにその前提として文化がきちんと伝達される基盤をしっかり整えねばならないだろう。

もっとも、この本はそのような特定の人向けに書かれたものではもちろんない。
社会生活を営む上で、人間はただ利己的に個人の効用のみを追い求めるのではなく、あくまで協力関係を前提とした効用最大化の行動によってこそ結果としてより多くの幸せを得ることができる。
そのような協力関係を構築・維持していくのは、我々一人一人であって、そうした意識なり行動こそ現代人にとって最も必要なのものではないだろうか。
社会で起きている様々な問題を前に、自分は無関係であると決して思ってはならない。
そして、感情がその協力関係を支えるのに大きな役割を果たしていることを忘れてはならないのである。

本書を一通り読んだ上で、脳神経学、社会学、文化人類学、文化心理学等の本を読み進めてみると、なおいっそう内容の理解が深まるものと思われる。

マーケッティングにも応用できる
物理学でボールを投げる時に空気抵抗はなしとするのと同じように、現在の「標準経済学」は、様々に条件を限定していいます。経済とは人間の活動であり、そこには心理的要素があるとして、「標準経済学」のいろいろな矛盾点を教えてくれる本です。
経済学者やアナリストの、株価や景気の予想が一致しないし当たらないのも当然だと理解できます。
とは言うものの、人間の心理を経済学に持ち込んで、実際の経済の動きにまで反映させるまでには遠い道程があることもわかりました。また本書で紹介されたいろいろな人間の行動には、マーケッティングにも応用できるものが多く、示唆に富んだものでした。

わたしにもわかります!!
この手の本では多田先生の本がわかりやすさでは一番だと思っていましたが、もっと理解しやすい、記述だと思いました。そういう私も教官から教えてもらって読んだわけです。また最後の章の経済人は感情に左右されず、もっぱら勘定で動く人々である、のくだりからがこれからの経済の話であります。neuroscienceあたりの話は脳についてどこがなにでどこがそれといわれてもリアリティがないのですが、きっと今に時代を取って代わるようになるのかもしれません。よくわかる本、だと思いました。

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